ハァ。暇だな。

今はままもぱぱも莉緒くんもいない。

私だけ。

熱の事があって莉緒くんはますます私を避ける。

なんで、莉緒くんが私のことを嫌いなのかなぁ。

わからないよ。私何かしたかな?

また、あのときみたいにずっと笑いあっていきたいよ。

私と毎日一緒にいて、寝て、遊んで、

「お姫様。」

『王子様。』

二人だけの世界で、二人だけの聖域だった。

今じゃ私一人。莉緒くんはその世界から出たいと願ってしまった。

ねぇ、王子様。寂しいよ。

一人きりだなんて。

もう、生きてるかさえもわからなくなる。

イカれてるかもしれない。

でも私をこんなにおかしくさせたのは紛れもなく_____














王子様。貴方なんだよ。