その日はずっと、隣の席の神野くんを眺めていた。
動くときは、自然に目でおっていた。

知らない間に、こんなにも、神野くんのことが好きになっている自分がいる。

もう、神野くんなしでやっていける気がしない。

教室に神野くんがいなかったから、保健室に来た。


「…良くないのか?」


「…はい。」