「あたしは…、ていうか、あたしも。
あたしも、…好きだよ。」


すごく恥ずかしい…。
あたしは手で顔をおおい、うつむく。

すると、神野くんが急に、あたしを抱きしめた。


「あいつのにおい、残ってる。」


「…え。」


「俺が消してあげる。」


そういうと、神野くんは抱きしめる腕に力を入れた。