「どうしたの?」


「先輩、すごく綺麗でした。
あの、俺に弓道を教えてくれませんか?」


「それはいいけど…。
具体的に何を教えればいいの?」


「矢を真っ直ぐ飛ばすコツとか…。」


「あたしでいいの?」


「葉山先輩がいいんです。」


「じゃあ、教えてあげようかな。
放課後になるけど、いいの?」


「もちろんです。」