「…ちょっと、やめてよ、恥ずかしい…。
……でも、ありがとう。

神野くんも、カッコよかったよ。」


「それって、矢?それとも、俺?」


「…どっちも。」


恥ずかしくて、あたしはうつむいた。


そのとき、


「葉山先輩っ。」


背後から呼ばれた。

普通クラスの1年生か…。
この子、弓道はうまいんだよなぁ。