これ以上大切なものを作ってしまうと、余計死ぬのが怖くなる気がしたんだ。
でも、それより“子どもが欲しい”って気持ちが強かった。
だから、紗梨の願いを受け入れた。

子ども見れた前提で言うけど、
こんな可愛い子どもなら、作ってよかったと思ってる。

だから、生んでくれてありがとう。
すごく感謝してる。

紗梨、幸せになれよ。

俺のことなんか、忘れても構わない。
だから、お前が好きだと思ったやつがいたら、そいつと一緒になれ。
俺に遠慮なんてしたら、許さないからな。