「……しばらくこうしてていい?」


「……うん。」


背中越しに伝わってくる、永真の体温。
あったかくて、ここにいる、って感じがする。


「紗梨、好き。」


「うん、あたしも好きだよ、永真。」


「知ってた?」


「何を?」


「あと6ヶ月。」