あれから月日は流れ、卒業式。

入学当初は、まだ想像できてなかった卒業。
永真が病気だと知ってから、卒業式が近づくにつれて、永真の死も近づいているという実感がわき、怖くなった卒業。

でも、ついにその日はきた。


式の間は、いろいろ考え過ぎて、式はあっという間に終わっていた。

これで終わり。そう思っていた。

でも……
終わってからが大変だった。