永真は、あたしの頭をぽんぽんっとしてくれる。


「……大丈夫、……大丈夫。」


そう声をかけてくれながらも、辛そうに呼吸をしてる永真。
……走ったからだよね。


「クソッ。また邪魔者が入って気やがった。
てか、痛ぇんだよ。俺にも一発殴らせろ。」


そういうと、男は永真の頬を殴った。
永真は、地面に倒れる。

男は、満足そうな顔で去っていった。