「んー、ご飯はないから、食べさせてもらうわけにはいかないし、キスでもしちゃう?」


「……え。」


そう口にしたとき、あたしの唇は塞がれた。

キスをするのも、もちろん嫌だったけど、こんな感じのノリで、好きでもない人とキスをするのが嫌だった。


「もう一回。」


男はそう言って、離した唇をもう一度よせた。


……永真…!
早く来て…っ!