「ああ。
でも、今度は俺が助けるから。」


「わかった。
じゃあ、期待しておくね。」


「ん。」


それからあたしたちは、1時間半ほどかけて、いろいろなところをまわった。


「少し休憩するか。」


「うん、そうだね。」


二人で、人気のない中庭に向かう。

ベンチに座ると、上がっていたテンションも、少し落ち着いた。