女はみんな顔がよければ好きになる。
そう思っている。
俺に告白してくる奴はみんなそうだ。
俺はそいつのことを知らないし、知りたいとも思わない。
恋愛とか興味ない。
面倒くせぇだけだろ。



放課後。



「柊!今日どっか寄ってかね?」

「面倒くさい」

「そんなこと言うなよー!友達だろ?」

「お前が一方的なだけだろ」

「相変わらず素直じゃねぇなぁ。…まぁ、いいだろ?」

「おい」



俺は竜貴に無理矢理腕を引っ張られた。
…強引な奴だな。
まぁ、暇だからいいか。
俺は仕方なく竜貴に付き合ってやることにした。



校門を出ると、数人の男子が待っていた。