「あ、あのッ!!」

しほちゃんが思いついたように聞いてくる。

「何?」

「何年生何ですか?」

上目づかいで聞いてくる。

もぅ!!誘ってんのこの子は!

「二年生です♪ねぇねぇ、しほちゃんさぁ俺に貸しがあるの覚えてる?」

しほちゃんは「もちろんです!」とでも言うように首を縦に大きく振った。

「じゃぁさー。今日1日俺の言うこと聞いてよ!」

「そんなことでいいんですか!」

「うん♪全然オッケー!」