「素直じゃないなぁ...そういうところはやっぱりガキだな」




そういって雅也君はふふっと笑う




「!!!...そりゃ、20歳超えてて立派に仕事してる人とは違いますよ」





ガキ
という言葉に少しむっとしたが、大人の雅也君にとって私のこんな嫉妬や悩みは子供っぽいんだろうなと思って思わずため息がでる






「でもガキでもちゃんと一生懸命、恋してその人に近づこうとこんな大変な世界まで入ってきたんだもんな」





雅也君の突然の言葉に思わず振り向く





ガチャガチャ



雅也君は家の前に車を止める。




そして、優しく頭に触れて






「頑張ってるな、お前。でも、あんまり無理すんなよ」





そう優しく微笑んだ