「ねぇ、アキト、この子が例の花嫁修業してるっていう子?」





そういってアキトの袖をつかむその女の子





もやっとした感情が思わず顔にでそうになる





「え?春海、しってんの?」





アキトがそういうと





「アキトのおばあ様に先ほどお会いしたからお聞きしたの。へ~。この子がそうなんだ~」




そういって私をじろじろ見るその女の子




「亜里沙、終わったなら送ってくよ」






アキトが何事もなかったかのようにそういう