『あ』
「、、、遅い」

お、遅い!?

『君が勝手にさきさき行っちゃうからだろ!?』

「貴方が遅いのが行けないんです。
それより貴方女ですね?
そんなはしたない言葉を使う人をわざわざ案内しようとは思いません。」

『な、は、言葉使いは関係ないでしょ!?』

「案内する身になってみてください。
そんな言葉を使われて進んで案内しようとは思いませんよ。」

なんなのこの子!失礼すぎるだろ!

『あのなぁ!』

「はいはい、そこまで」

ビクッ

思わず体がこわばってしまった
だって、その声はありえないくらい
低くしわがれていてまるで地を這う様な声だったのだから、、、