好きな、もの、、、





ない、?
実際なんか森で起きる前何してたとか
自分の事自体記憶が曖昧だし、、、


ないのかなぁ


暫く悩んでいると肩の手が外された

「、、、いいわよ」


目を開けるとセツはなにやら本の山を探っていた

「あったわ
じゃぁこのページの上に手をのせて
、、、そう、そしたら今から言う言葉を繰り返して

マハサニヤエツカ アガード」


『、、、マハサニヤエツカ アガード』

バシュッ!

大きな音がしたと思うとなにか体に違和感を感じた

「ふぅ、これで貴方の能力は解放されたわ、、、」

『あの、私の能力って、、、好きなものが何も思い浮かなかったんですが、、、』

ないのに能力なんかあるのだろうか?

「あぁ、貴方の能力は全てよ
言わば何でもありってことね」