『君はおかしなことを聞くねぇ。』
少し小馬鹿にしたようにフフっと少し笑いながら少女は言った。
そりゃ、そうだよな…。我ながらどうかしていると思う…。
『でも、あえていうなら悔しいからかな!』
「悔しい…?」
『もし、死んでいなかったら次の日に宝くじが当たるかもしれないじゃないか!♪』
「…は?」
この少女は何言ってるんだ…。
あまりに不思議な雰囲気だったから期待をしすぎたか…。
「そんな少ない確率を頼りに生きられる程甘くないと思いますけど…。」
そうだ。そんなことに頼っていけるほど余裕がないから人は死にたいと思うんじゃないか。
楽になりたいと願うんじゃないか…。
やっぱりこの話はここら辺で終わりに…