『ぷっ!あっははははは!!何を君はそんなこわい顔をしてるんだい!冗談だよ!!』
「なっ!?」
なんだ冗談か…。
一瞬本当に心が読めるのかと焦ってしまった。
そんなことできるはずないんだ。
この少女に分かることは何もない。
ないのに…。なんでまだこんなに焦ってるんだろう。
この少女には知られている気がするのはなぜだろうか。
全てを見透かすようなあの目はなんなんだ。
『でも、本当にそんなことを考えていたのならやめた方がいいね。』
「…なぜそう思うんですか?」
そんなのやめた方がいいと思って当然だろ!!
なんでこんなことを聞いてしまったのか
自分でもわからない。
でも、なぜだかこの少女には聞きたい気がした。