後ろから声がした。

「っ!?」

驚いて後ろを振り返ったがそこには誰もいなかった。
幻聴…?
そして、前を向き直そうとした時、

『上だよ~!上上!!』

また声がして急いで上を見ると


そこには夏服に裸足の少女がいた。


髪が風になびいて堂々と立っている少女の姿は絵になって
僕は町を見た時よりも見とれてしまっていた…。
その瞬間、強風がふき、少女の短い夏服のスカートが綺麗にめくれ上がった。

「うっ!わあああああーー!!!」

少女より先に僕が叫び声を上げて目を隠した。
その姿を見て少女はびっくりした後ケタケタと笑い始めた。