「おじゃましまーす…」
「どうぞ」
雅希の家におじゃました私たち。
することはもちろん…
「ドラマ見よ!!」
「ゲームだろ」
ほぼ、同時に言った私と優。
「いーや、ゲームだな」
優に同意する悟。
「ドラマでしょっ…!!」
私に同意する愛実。
「ドラマ見てからゲームやろうぜ??ゲームやってからだとドラマ何時になるかわかんないけど、ドラマ見てからならゲームできるだろ??」
いいことをいう雅希。
「「そうしよう。」」
みんなが納得し、ドラマを見ることになった。
私たちの間では、部屋を暗くして映画館風にドラマや映画をみる。
「っ…うぅ…。感動…っ。」
ポンポンッ
泣いているといつも優しく背中をさすってくれる…
それは…私の大好きな手。
ドラマへ向いていた意識が背中をさすっている手に集中しはじめる。