「学校で過ごすのはっ!…今日が最後だよ」
私の目からも涙が溢れた。

奏はピアノの椅子から降りて走ってこっちに来た。
そして私を力強く抱きしめたの。

その温もりがー
その優しさがー
その強さがー

嬉しくて、切なかった。

「奏?私ね、、私 原因不明の難病だから手の施しようがないんだってぇ…
怖いよ。死にたくない。」

奏は一通り話を聞いたあと私の手をつかんで教室の私の机の前に来た。

「明日からもこの机は結花の机だよぉ…?
もし結花が居なくなったとしても結花が居たことをみんなが忘れないようにー」