「待てよ」
おそばがハッとして振り返るとそこには揚げべえが壁にもたれかかってこちらを見つめていました。
「どこへ行こうってんだ?そば公」
「・・・ごめんなさい揚げべえさん、僕はお店を出ます」
「逃げようってのか?」
「違います!僕はもっと強くなります。もっと美味しいうどんに負けない蕎麦になります!そのための旅に出るんです!」
「ほー、あの醜い醜いおそばの子がそんな大それた決意をするとはな」
「決意しました!」
「で、お前はそのことをおつゆさんには言ったのかよ?」
おそばがハッとして振り返るとそこには揚げべえが壁にもたれかかってこちらを見つめていました。
「どこへ行こうってんだ?そば公」
「・・・ごめんなさい揚げべえさん、僕はお店を出ます」
「逃げようってのか?」
「違います!僕はもっと強くなります。もっと美味しいうどんに負けない蕎麦になります!そのための旅に出るんです!」
「ほー、あの醜い醜いおそばの子がそんな大それた決意をするとはな」
「決意しました!」
「で、お前はそのことをおつゆさんには言ったのかよ?」