「ん??」

散らばった服を直しながら君は答える。



「毎朝見てた。君の事。」



ピタリと君の手が止まった。


「俺、君と話した事もないし。
君に知られてもないし。
君の名前も年も知らないし。

君の事何一つ知らないけど…」



君は俺を見た。

心臓が信じられねぇくらい鳴った。



男は勇気…だよな。



「この世に君の事を俺以上に想ってるやつ…いねぇと思うよ???」