ミツに荷物をもたせて反対の手を握りまた歩き出す


「…私一応社会人だし、最初からミツに払おそうなんて思ってない
今は頼っておけばいいんだよ。いつか返してくれたらいい。」

「……えっ!?社会人なの」

「…昨日タバコ吸ってただろ」

「調子乗ってる高校生とかと一緒かなって思ってた」

「…」


ミツには私は高校生に見えていたらしい

やだ、高校生に見えるのかー!まだまだいけちゃうなー!なんて思う単純な思考は持っておらず


てか高校生で高級マンション一人暮らしってやばいだろ。

いろいろ狙われそう


後ろから小さく聞こえた「ありがとう」という言葉は聞こえてないフリをした