「……はぁ…。」

「あーっ、もう!!さっきからなんだよ!!」

ついにしびれを切らしたリュウトが、トモキの額を指で弾く。

「えっ…何が?」

「無意識か!!」

リュウトは少しイラついた手つきで、タバコに火をつけた。

「さっきから何度ため息ついたと思う?オレが数えただけでも15回だ!!」

「えっ…?!」

(なんだコイツ?!)