その日、賑やかな夕食の後、トモキはリュウトの部屋を訪れた。

「久しぶりだし、一緒にどう?」

ユウに教えてもらったリカーショップで買ってきたビールを差し出すと、リュウトは嬉しそうに笑った。

「おぅ、いいな。」

ビールをグラスに注ぎ久しぶりの乾杯をした。

ビールを飲みながら、しばらくはバンドの事や友人たちの事など、リュウトが日本を発ってからの事を話した。