「そうですか、本物ですか……。」

トモキはまた下を向いて、3度瞬きをした。

そして勢いよく顔を上げ、ヒロの顔を見て大声で叫んだ。

「え、えぇーっ?!」

予想外のトモキの反応を見て、ヒロは思わず吹き出した。

「オマエ…天然なんだなぁ…。おもしれぇ!!」

「えっ?えっ?!」

まだ混乱しているトモキの肩を叩いて、ヒロはおかしそうに笑っている。

「まぁ落ち着けって。ちょっと話そうぜ。」