その夜、久しぶりにトモキがリュウトを訪ねて来た。

「久しぶりだな。」

「うん…。いろいろあったから。」

「そうか…。」

リュウトは冷蔵庫から缶ビールを取り出し、トモキに差し出した。

「たまには一緒にどうだ?」

「おう。」

しばらく二人で黙ってビールを飲んだ。