「アユちゃん。」

トモキは、目の前を通り掛かったバイト帰りのアユミを呼び止めた。

「トモくん…。」

「久しぶり。」

「うん…。」

アユミは、じっと見つめるトモキの視線から逃れるように目をそらした。

「ちゃんと…話したいんだ。」

「うん…。」