あの日から、何日が経ったのだろう?

バイト先で姿を見ても、トモキのいる厨房とアユミのいるホールでは、なかなかまともに顔を合わす事もできない。

トモキのバイトが終わる頃にはいつも、一足先にバイトが終わったアユミはもう帰った後だった。

付き合い始めた頃は、トモキのバイトが終わるのをアユミが待っていてくれて、帰りに二人で食事をしたり、手を繋いで帰り道をゆっくり歩きながら、おしゃべりをしたりした。

大好きなアユミと一緒にいられるだけで嬉しくて、胸がドキドキして、とても幸せだった。