「コンビニって…。」

「ハルのプリン。店のシャッターだけ下ろして行くから、ちょっと待ってな。」

「うん、ありがとう。」

リュウトはシャッターを下ろすと、店の片付けを後回しにして、彼女と一緒に外に出た。

リュウトの自宅から5分程の場所にあるコンビニを通り過ぎ、その先にあると言う彼女の住むマンションに向かって、二人で並んで歩いた。

「宮原くん、背高いね。どれくらいあるの?」

「180くらい。」

「小学校の頃はそんなに大きい方じゃなかったよね。」