何日ぶりかに自分の部屋に帰ったトモキは、ベッドに身を投げ出して大きなため息をついた。

自分はアユミと一緒にいられるだけで幸せだと思っていたのに、いつの間にか、自分と一緒にいる事がアユミとって負担になってしまっていたのかと思うと、トモキはやりきれない気持ちで胸が痛んだ。

付き合い始めた頃は、ただそばにいるだけでドキドキして、手を繋ぐ事さえためらっていた。

初めてキスをした夜は、急にキスなんかして、嫌われなかっただろうかと不安になった。