しばらく黙っていたアユミが、小さくため息をついた。

「ねぇ、トモくん…。私たち、このままでいいのかな?」

「え?」

いつになく真剣な表情のアユミに、トモキは驚いてアユミの顔を見つめる。

「それ、どういう事?」

「最近トモくん、全然家に帰ってないんじゃない?ほとんど私の部屋にいるよね。」

「そう言われてみればそうかな…。」