スタジオに入ると、チューニングを済ませ、とりあえずいつもの曲を何曲か練習して、新曲の相談をする。

リュウトが作ってきたその曲に歌詞はまだついていなかった。

「詞はどうする?リュウが書くのか?」

「考えてはいるけどな…。」

「こっちの曲は?」

「それはもうだいたいできてる。」

「じゃあ、この2曲は次のライブに間に合うように完成させて…。」