朝食を終えて、どれくらいの時間が経ったのだろう?

リュウトは何杯目かのコーヒーを飲み干して、タバコに火をつけた。

「なぁ、トモ。」

相変わらず心ここにあらずの様子のトモキに、リュウトはしびれを切らして話し掛けた。

しかしトモキは、やはりボーッとしている。

(マジでダメだ、コイツ…。)

「おい、トモ!!」

「あっ…うん、そうだな。」

「何がそうだな、なんだよ?」

「いや、なんだっけ?」

リュウトは呆れてため息をつく。