リュウトは仕方なく起き上がって着替えると、ハルを抱いて母屋へ向かう。

「とーちゃんだーい好き!!」

「ハイハイ。」

なんだかんだ言って、リュウトはハルに甘い。

上機嫌でリュウトに抱きつくハルを見て、リュウトは苦笑いした。

(コイツは素直で正直でいいよなぁ…。好きなら好き、嫌なら嫌ってハッキリ言えて…。子供だからそれが当たり前か…。)