「初々しいな。」

リュウトはタバコに火を付けながら、照れるトモキの顔を見て苦笑いした。

「毎日楽しくて仕方ねぇだろ?」

「まぁ…会ってもバイト先だったり、会えない日もあるけど…な。」

「トモの事だから、毎日マメに電話とかメールとかしてんだろ?」

「うん…。」

「これからだな…。デートして、手を握って…抱きしめて、キスして…それから…。」

彼女の事を話すだけで照れているトモキの反応がいちいち面白くて、リュウトはわざと意地悪な事を言う。