「ああ…うん…。なんか、一緒にいると時間経つのが早いなーって。」

「そうだね。」

しばらく歩いたところで、二人は並んで遊歩道のベンチに座り、海を眺めながら他愛もない話をした。

「オレ、アユちゃんといるとホントに幸せ。」

「嬉しいな…。」

トモキはアユミの肩を抱き寄せ、愛しそうにアユミの髪を撫でた。

(幸せだな…。)