「えっ、結婚?!一体誰なんだよ?!」

驚くトモキの顔を見ながら、リュウトはおかしそうに笑った。

「ハルだよ。なんでも、結婚したいくらいオレの事が好きらしい。」

リュウトの言葉にトモキはガックリ肩を落とす。

「なんだよ…。ハル、まだ2歳じゃん。」

「20年後にはイイ女になってるかも。」

「そん時オレらいくつだよ?」

「んー…40?」

「どんだけ気が長いんだ。」

「冗談だよ。ハルなんか娘も同然だぞ?ありえねぇ。」

「だよなぁ…。」

トモキもおかしそうに笑う。