「オマエ、子供好きだよな。」

「かわいいじゃん。ハルは赤ちゃんの時から見てるから、余計にかわいい。」

「オヤジみたいだな。」

「オレも早く子供欲しいなー。」

「そうか?オレはハルの子守りでじゅうぶんだな。」

他愛もない話をしながらカットを済ませ、カラーを終える頃には、外はすっかり暗くなっていた。

店の片付けを終えたリュウトが、アキラに声を掛ける。

「飯でも行くか?」

「軽く飲もうぜ。」

「いいな。いつもの居酒屋行くか。」