「冷めてんな。」

「まぁな…。つえぇ女ばっかの中で生活してるとな。…あっ。」

「なんだよ?」

トマトを口に入れて、リュウトはニヤリと笑った。

「一人いた。」

「えっ、何が?」

「オレに、熱烈に惚れてる女が一人いる。」

「そんな子がいるんだ。誰だよ?」

「オマエもよく知ってる。」

「かわいいのか?」

「まぁ…かわいいっちゃかわいいな。いつもオレに甘えてベッタリだし、結婚しようって毎日言われてる。」