「オレ?」

アキラの言葉の意味がわからず、リュウトは首をかしげる。

「この間さ…スタジオ行ったじゃん。あん時、リュウの様子がいつもと違ったから。」

「えっ?!オレは普通だぞ?」

「そうか?リュウ、気付いてないんだな。」

リュウトはシャワーからお湯を出して、シャンプーを流した。

「なんだそれ…。自分の事くらいわかってるつもりだぞ?」