リュウトはバイクの後ろにトモキを乗せて、家まで送り届けた。

バイクから降りたトモキがヘルメットをリュウトに渡す。

「なんか悪かったな…。」

「気にすんなよ。これからかわいい彼女と激甘トークすんだろ。お幸せに。」

「リュウ…!!」

冷やかされて赤くなったトモキを見て、ニヤッと笑うと、リュウトは軽く右手をあげた。

「じゃあな。」

「うん、ありがとな。」