「うまくいってんだな。」

「えっ?!」

リュウトが呟くと、トモキは驚いてリュウトの顔を見た。

「いや、なんもねぇよ。ノロケ話ほどアホらしいもんはねぇからな。」

「なんだよ…。」

「死にそうなくらい幸せなんだろ?」

「…うん。」

「なら良かったじゃん。さ、帰るぞ。どうせ、彼女がトモからの電話でも待ってんだろ?」

「……うん。」