「お疲れ様。」

バイトを終えたトモキが休憩室に戻って来ると、一足先に終わって着替えを済ませたアユミが待っていた。

「お疲れ様。着替えてくるから、もう少しだけ待ってて。」

「うん、待ってるね。」

トモキは急いで着替えを済ませ、更衣室の壁の姿見を覗き込んだ。

(よし、大丈夫…。)