バイトの休憩時間、アユミは更衣室でスマホのメール受信画面を開いた。


“終わったら、一緒に帰ろ。
夕方雨止んでたから学校に傘忘れてきた…。
帰りにまだ降ってたら、傘に入れてくれる?”


トモキからのメールを読んだアユミは、慌てて返信する。


“いいよ。
トモくんが終わるまで休憩室で待ってるね。”