さぁ、放課後！

旺汰に頼んで悠士には教室にいてもらってる。


ガラ…

「雛乃ー？話って？」

「あ、うんっ。あのね、先輩？と別れたってホント？」

「あー…なに？そのこと？…ホントだけど？」

なぜかちょっと自嘲気味に笑って応えた

「そのことなら俺帰るけど、いい？」

なんでそんな悲しい顔をしてるの？

「待って！ホントに言いたいのは、あのね私、悠士が、好きです。付き合ってくれないかな？」

「え？あ、…うん。俺で良ければ？その、よろしく。」

…嘘!?　　いいの！？え、OKなの？

「ホント！？　え、ちょ、ヤバい…」

そう言って真っ赤になった私の顔を見て笑ってる悠士。

嬉しくて舞い上がって、少し悲しそうな顔してることにも気づかなくて。