「ついたよ!ここが鬼のいると言われてる館だよ!」

「ほう。あまり劣化していないのだな。」

「ですね。驚きです。」

「何をグズグズしてるんだい?早く入ろうじゃないか!」

ジョーンズめ。空気が読めんのかあいつは!とは言うものの...

「...俺はあまり気乗りがしないんだが...」

「...私もです。出来れば外観だけ見て帰りたいのですが...」

「ええー?なんで?せっかく来たんだし入ろうよ!」

「あ、勇怖いんだろー?」

「何を言うか!リュカス!怖くなんかないぞ!」

「ふーん...(ニヨニヨ)」

「な、なんだその目は!」

「うそ臭いなーっておもってね。♪」

「んー...金の匂いはしねーな。つまらん。」

葉め...金だけが目的か。

「入るならとっとと入ろうよ。」

美童がマシなことを言うとは...今日は何かが起こるな。