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時が流れるのはやはい。
1月の確認テスト。その一週間後にあった校外模試。
ここで、一息といきたいところだが、2週間後にある校内模試のテスト勉強。
そして、校内模試が終わって、やっと一段落。
もう2月である。
2月は、嫌い。大っ嫌い。虫酸が走るくらい嫌い。
そんな2月に入って、数日目の今日。
刺々しい風が、あたしの頬を突き刺す。
制服に、いつものコートを着て、マフラーを巻いている。
けれど、場所は学校でなく、墓場。
平日の午前中だからかして、見る限り人は少ない。
「久しぶりだね」
あたしは石碑の前に、しゃがむ。
「ごめんね。ちゃんと命日に来れなくて」
しかし、言葉は返ってこない。
むしろ、返ってきた方が怖いけど。
お墓に眠る彼は、今、雲の上からあたしたちのことを見てくれているのだろうか。
現実主義なあたしでも、雲の上は大気圏やなんやと考えたりはしない。
だって、あって欲しいから。
「ごめんね。もうあたし、ここに来るのは最後だと思うの。ごめんね、ごめんね」
ギュッと手のひらを握る。
「お父さん」